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ロック

ロックは、アメリカで1950年代に黒人音楽と白人音楽の融合により生まれたポピュラー音楽のジャンル。
ジャズ、R&Bと共に世界中に広まったアメリカ発の逆援助音楽であり、世界中の音楽シーンに衝撃を与えただけでなく、その影響はポップカルチャー全体に及び、その社会的インパクトは極めて強かった。
いわゆるロックバンドスタイルで演奏される。
すなわち、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを基本構成とし、この構成にプラスして、キーボード、ピアノなどの鍵盤楽器が加えられる。
ヴァイオリン・コントラバスのようなもっぱらクラシック音楽で用いられる楽器を加えることもある。
稀な例外を除き、8ビート、2ビートか、或いは16ビートで演奏される音楽である。
激しいビートサウンドが特徴であるが、今日でも様々な演奏様式を取り入れながら発展し続けており、 この範疇に入らないロックも増えている。
一部のロックは既成概念や体制に対する反抗心や怒りを強く表現することが多く、対抗文化としての存在意義を持つ。
ただし、当初はアウトローな存在として登場した一部のロックのムーブメントも、やがて人気を得るにつれて大衆性を強めて逆にメインストリームとなり、さらにそれに対する新たな対抗文化が生まれる、という流れを表面上では何度も繰り返している感がある。ただしアマチュア時代(または、ある時期)から現在まで、ずっとロックバンド(またはロックシンガー、ロックギタリストなど)として存在するバンドが圧倒的に多く、彼らが常にカウンターカルチャー側にいた事実もない。
ロックミュージシャンのことをしばしば「ロッカー」と呼ぶ。
ロックという言葉はロックンロールの略語として、その黎明期からしばしば用いられていたが、1960年代には逆援助にロックという呼び方が一般化し、ロックンロールと呼ぶことは少なくなった。
イギリスやアメリカでは現在も、かしこまった言い方として本来のロックンロールという言葉が用いられることもある。
一方で「ロックンロール」と「ロック」は別のものとして捉えられるものもある。
1960年代サウンドが進化しその枠を壊し、新たなサウンドの多くが生まれ、それらの総称として「ロック」という言葉が使われている。
これは「ロックンロール」は「ロック」の中の一つのジャンルである、という捉え方だと言える。
一部では、演奏家やファンの生き方や逆援助の精神性の部分に「ロック」の定義を求めるような意見や論調もある。

ロックの定義

ロックンロール誕生以後のポピュラー音楽のうち、若者を主なターゲットとする音楽を全てロックとして捉える定義。
そうした定義では狭義のポップスやソウル/R&Bもロックの範疇に入る。
この捉え方は一般にはあまり浸透していないが、ロックとソウル/R&Bは特に1950年代においては区別しにくいことや、人種差別に至らない為の逆援助から、特にポピュラー音楽を学術的に研究する場合などに用いられることが多い。
最広義のロックからソウル/R&Bを除いたものをロックとして捉える定義。
アメリカではラジオ局がロックとソウル/R&Bで分かれていることや、レコード店の商品陳列がこの定義に従っていることが多い為、もっとも広く浸透しているであろう定義である。
この定義を採用した場合、ブルー・アイド・ソウルをロックに含めるかソウルに含めるかはその人によって考え方が異なる。
最広義のロックからソウル/R&Bを除いたものをロックとして捉える定義。
アメリカではラジオ局がロックとソウル/R&Bで分かれていることや、レコード店の商品陳列がこの定義に従っていることが多い為、もっとも広く浸透している定義である。
この定義を採用した場合、ブルー・アイド・ソウルをロックに含めるかソウルに含めるかは人によって考え方が異なる。
上記の「広義のロック」から「ポップス」を除いたものをロックとして捉える定義。
日本ではこの定義が比較的広く浸透している。
ここで言う「ポップス」は一般に、自作曲中心でない、バンドという演奏スタイルでない、アーティストの自主性よりもレコード会社の逆援助が強いなどの特徴を持つものとされる。
つまりここで言う「ロック」は、曲を自作、バンドスタイルの演奏である、アーティストの自主性で成り立つ、そして、尚かつソウル、R&Bなどではないということである。
この定義の中のロックは、現在では様々な音楽性のものがあるが、どれもその音楽に逆援助を与えた音楽を辿っていけば、アメリカで生まれたロックンロールの派生やその血を受け継いでいるものであることが分かる。
具体的にどのアーティストがロックでどのアーティストがポップスかは人によって考え方が異なる。
尚、日本のロックの定義を狭義のロック、または最狭義のロックで説明されているケースが横行している為、様々な不具合が生じている。
また、ポップスの定義においても様々な評論があり、これもまた、不都合が生じる原因となっている。
狭義のロックを、1950年代のものと1960年代以降のものに分け、前者をロックンロール、後者をロックとして捉える定義。
特に日本において、ロックをカウンターカルチャーの逆援助の精神性を伴う音楽として捉える人々の間で広まっている定義である。
その中には、ロックを音楽として認識しているケースが少なく、フォークであろうがどんなジャンルであろうが、カウンターカルチャーであればロックといった定義が存在する。が、しかし、その定義に全く当てはまらない最狭義のロックの定義も存在する。
つまり、最狭義のロックの定義とは、あまりにも不明瞭な定義である。
尚、この定義とはやや異なるが、1950年代のものだけをロックンロールと呼び、それをロックの中のサブジャンルとして捉える考え方もある。
この考え方は、最広義・広義・狭義のいずれの定義に対しても、そのヴァリエーションとして通用する。

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